本当は…見えているのに、選ばない理由
- 美羽~miu~

- 11 時間前
- 読了時間: 3分
向き合っているつもりなのに
なぜか
同じところで止まる
もう分かっているはずなのに
なぜか
選ばない
変わりたいと思っているのに
変わらない選択を
繰り返してしまう
それは
知らないからではない
もう
見えているから。
本当は
どこを選べばいいのかも
分かっている
でも
選ばない
なぜなら
その選択をしたときに
何が終わるのかを
知っているから。
関係が変わること
立場が変わること
これまでの自分ではいられなくなること
それが見えているから
止まる
ここで人は
「まだ準備ができていない」
「タイミングではない」
そう言って
少しだけ
選択を先延ばしにする
でもそれは
できないのではなく
しないことを選んでいる状態
理解していることと
向き合えていることは
まったく別のもの
分かっているだけでは
何も変わらない
反応が出たその瞬間に
逃げずに触れたときだけ
はじめて
変化は起きる
その反応は
理由もなく
強く引き戻される感覚として
現れることがある
説明のつかない恐れ
なぜか選べない感覚
同じところで
繰り返される反応
それは
ただの思考ではなく
もっと深いところにある
“癖”のようなもの
だからこそ
頭で理解しただけでは
終わらない
そして
見落とされやすいことがある
人は
その反応を手放したいと言いながら
実は
その反応の中にいることで
自分を保っていることがある
その反応があるから
自分でいられる
その痛みがあるから
自分を感じられる
だから本当は
変わることよりも
失うことの方が怖い
たとえば
やりたいことがあるのに
なぜか動けないとき
言った方がいいと分かっているのに
口が閉じてしまうとき
もう終わらせた方がいいと分かっているのに
離れられないとき
それは
意思が弱いからではない
その選択をしないことで
守られるものがあるから
傷つかずに済む
否定されずに済む
失わずに済む
だから
進めないのではなく
進まないことで
自分を守っている
その“空白”や“虚無”に触れるくらいなら
同じ反応を繰り返している方が
まだ安心できる
だから
変われないのではなく
変わらないことで
自分を保っている
そしてそれは
どこかで
気づいていることでもある
特別な出来事の中でも
同じ反応が繰り返されているなら
それは
外側の問題ではなく
自分の中で起きていること
形を変えながら
同じものが
繰り返されている
そしてそれは
いま この瞬間の選択でしか
変わらない
過去を辿ることで
理解はできるかもしれない
でも
いまの反応に触れなければ
何も変わらない
気づいているのに選ばないとき
それは
このまま進めば
何が変わってしまうのかを
何を失ってしまうのかを
もう分かっている、ということ
失うもの
壊れる関係
終わる役割
そして
これまでの自分ではいられなくなること
それが見えているから
選ばない
人が止まる理由は
行動力がないからではない
選ばない方が
自分を守れるから。
その選択は
いつも
『いま』 にある
理由はいくらでも作れる
タイミングのせいにもできる
でも
それを選んでいるのは
いつも自分
だから変わらない
自分を
守るために
自分で
止めている
だから…
守っていたのは…
自分ではなく
自分だと思っていたもの

